ハイパーインフレがやってくる

ツイッター最高経営責任者(CEO)ジャック・ドーシー

ツイッター最高経営責任者(CEO)のジャック・ドーシー先生が、「ハイパーインフレで世界のすべてが変わるだろう。それが起こっています」とツイートしました。
投稿者
「ナイジェリアでは日常になっている。インフレ率は16%です」
ドーシー
「同じことがアメリカでももうすぐ起きるよ。そこから世界に波及していくだろう。」とコメント。

ジャック・ドーシー先生は、スマホでクレジットカード決済を提供するスクエア社のCEOでもあります。決済を司る会社を保有しているため、さまざまな商品やサービスの真のインフレ率を測定するための重要かつ正確なデータをもっており、政府機関のデータより実質的に正確であると思われます。そんな彼からの発言であるため、注目を集めています。

日本

2021年8月の輸入物価指数が前年比で30%上昇しました。石油ショック並です。
石油・石炭・天然ガスは73.8%と大幅上昇。
木材・木製品が50.7%上昇、飲食料品・農水産物が24%上昇。
これからじわりじわりと商品価格に転嫁されていきます。
小麦粉は7月に値上げ(2~4%)しましたが、年明けにまた値上げ(3~9%)されます。

値上げ一覧

2021年11月15日

アメリカ

物価上昇率が5カ月連続で5%を超えています。自動車メーカーテスラも米国内の車両価格を2,000~5,000ドル(22~55万円)ずつ引き上げました。

フランス

燃料価格などの高騰を受けて、緊急で「インフレ手当(100ユーロ(13,000円))」が国民に給付されます。

我々日本人は「失われた30年」を生きてきました。この30年はデフレでお金に価値があるため、貯金することが正しい選択でした。値段を安くできるユニクロみたいな企業が正しい戦略でした。

これからインフレがやってきます。

インフレだと個人は貯金したら目減りするため、正しい選択ではありません。
これからは価格に転嫁できる企業が儲かる時代になりそうです。

ハイパーインフレがすぐに来ることはないと思いますが、
フェーズとしては、円安 ⇒ じわじわ物価高 ⇒ 金利上昇、債券下落 ⇒ 円暴落 ⇒ ハイパーインフレの順です。

まずは為替動向に注視し、1ドル120円を超えてきたら黄信号の認識です。