[読書] 今日がもっと楽しくなる 行動最適化大全 樺沢 紫苑

内容紹介

全ての行動には「最も効果が出る」時間帯が決まっている!

一人のビジネスパーソンが、仕事においても健康においても最適な1日を過ごすために必要な行動を紹介。
それに加え最適な学習方法や最適な睡眠の取り方などビジネスマンに限らず子供や老人でも役に立つような情報も盛り込んでいます。
イラスストだけでわかるパート1、最新学術理論を用いたパート2、この2部構成だからこそ、子供から大人まで老若男女が理解できる!

精神科医の著者が1万件以上の日常生活の悩みをピックアップしてまとめたものが本書です。
「生活習慣」「仕事」「人間関係」を最適化し、悩みやストレスから解放する方法を科学的に証明したものです。150項目にも及ぶのですべてを取り入れる必要はありませんが、良いと思ったものは日々の生活に組み込んでみるのがオススメです。
これはと思ったものを一部ご紹介します。

「朝」の最適化

コップ1杯の水を飲む

寝ている間、発汗などによって1晩に約500mlの水分が奪われ、朝起きた直後はいわゆる「血液ドロドロ」の状態になっているからです。朝起きたらコップ1杯の常温水から1日の最適化をはじめましょう。

朝散歩は最強の健康法

1日20分の散歩で運動不足にならない最低運動時間をクリアできます。
運動するなら朝が一番よいという研究結果があるのです。

朝散歩の効果

  • セロトニンの活性化
  • 体内時計のリセット
  • ビタミンDの活性化

仕事のはじめにメールの返信はしない

始業直後のメールチェックは、最大の時間の無駄であり、最大の人生の無駄と言えます。朝は1日で最も集中力が高い時間帯で、朝の30分は夕方や夜の3倍以上の価値があります。

「昼」の最適化

脳と身体をリフレッシュさせる外食ランチ

外食ランチは最高の気分転換であり、脳のリフレッシュになります。記憶力、集中力を高めるドーパミンは、たった10分でウォーキングでも分泌されます。

会議や打ち合わせは午後に行う

午前中に会議を行うのは、最大の時間の無駄です。
午前中の時間帯は「最も重要なこと」に充てるべきです。

おすすめの間食はナッツ

ナッツを食べる人は、30年間の全死因死亡率が20%も低く、心臓疾患や糖尿病のリスクを下げられるというデータがあります。

「夜」の最適化

お酒は健康に悪い

お酒は飲まないのが最も健康にいい。お酒を飲めば飲むほど、健康に悪いと考えられています。

寝る前2時間は食事をしない

寝る前2時間以内の食事は、睡眠の質を著しく低下させます。なぜならば、成長ホルモンが出なくなるからです。

「仕事」の最適化

15-45-90分の法則

「60分の学習」よりも「15分×3(計45分)の学習」の方が、学習効率が高い。
1日の中で最も集中力が高い時間帯は、起床から2〜3時間です。

自己投資して自己成長する

あなたがまずすべきことはインプット。一番手っ取り早いインプットは読書です。誰でも「仕事がうまくいかない」「職場の人間関係」などの悩みを持っているはずです。それらの「悩み」の解決法は、全てこれまで出版された本に書かれています

「学習」の最適化

アウトプットしなければ情報は捨てられる

記憶に残したいことがあれば、必ず2週間に3回はアウトプットしましょう。

継続の秘訣は記録すること

記録しないと忘れます。「記録」=「アウトプット」なので、記録すれば記憶に残ります。記憶に残ると「常に意識する」ようになります。

「コミュニケーション」の最適化

「悪口」を言わない

悪口は脳と身体にダメージを与えます。悪口はストレス発散になると思っている人が多いのですが、脳科学的に言うと間違いです。悪口を言うほど、ストレスは増えるのです。

「健康」の最適化

1日に必要な水分量は2.5リットル以上

1日に必要な水分量は、飲み物から1.5ℓ 、食事で1ℓ、合計2.5ℓといいます。

水分補給のタイミング

  • 朝起きてすぐ
  • 水は「常温」が基本
  • 寝る前
  • こまめに水分補給する
  • 喉が渇く前に水分補給

コーヒーはがんのリスクを50%減らす

コーギーの飲用でうつ病リスクが20%減少。認知症リスクが65%減少したという報告もあり、メンタルにも良いという研究が多数あります。

「人生」の最適化

3つの幸福を自己評価する

人は幸せを感じる時、セロトニン、オキシトシン、ドーパミンという3つの脳内物質が分泌されています。

セロトニン的幸福とは、「心と身体の健康」です。

オキシトシン的幸福とは、「つながり」の幸福です。

ドーパミン的幸福とは、「お金や成功」の幸福です。