筋の良いギャンブル

ギャンブルと一口にいっても様々です。宝くじやパチンコのような身近なものから、海外のカジノ、違法な博打まで。

期待値の高いギャンブルとは?

ギャンブルの根本は『1円の支出に対して1円以上のリターンを稼ぐ』ことです。
やるからには勝たないと意味がありません。
そのため、「期待値の高いギャンブル」をすることが正解になります。

期待値とは、【勝った時にもらえる金額×勝つ確率】で計算します。

ギャンブルの期待値

※すべて100円賭けたとする

  • 競馬 … 約75円
  • 競輪 … 約75円
  • 競艇 … 約75円
  • 宝くじ … 40~50円
  • ロト6 … 40~50円
  • ルーレット … 約95円
  • ブラックジャック … 96~102円
  • パチンコ … 92円~97円
  • スロットマシン … 92円~97円

たとえば、宝くじの1等の場合、当選金額が大きくても1等の10億円が当たる確率(2000万分の1)が低ければ期待値は下がります。宝くじは100円に対し40~50円と期待値が最低のギャンブルだということが分かります。

パチンコは1発の期待値は悪くありませんが、回転速度が恐ろしく速いため、何度も勝負を繰り返しているため、気づいたら大損してしまうことがあります。

参加費の高いゲームは、勝っても負ける

もう一つ大切なのが、そのゲームへの【参加費】です。
その賭け事に参加できるのは、誰かがコーディネートしているからで、必ず主催者(胴元)が存在します。

ギャンブルの胴元の取り分

  • 競馬 … 約25%
  • 競輪 … 約25%
  • 競艇 … 約25%
  • 宝くじ … 50~60%
  • ロト6 … 50~60%
  • ルーレット … 約5%
  • ブラックジャック … 4~-2%
  • パチンコ … 3~8%
  • スロットマシン … 3~8%

当然ですが、胴元はお金を稼ぐためにギャンブルを開催しているのであり、その取り分は参加者の掛け金から出ています。ルールの中に、「胴元の取り分」が組み込まれているのです。

胴元の取り分が多ければ多いほど、参加者は勝ちづらくなります。ここでも圧倒的に宝くじが勝ちにくいギャンブルであることが分かります。

ルーレットでは色(赤、黒)に賭けることができます。当たれば倍になって戻ってきます。これだと胴元は儲かりません。だからルーレットには「0」と「00」が存在しており、ここに止まると胴元が貰えます(赤、黒に賭けていた場合)。
ちなみにディーラーは何色の何番にボールを落とすかは100%コントロールできるよう訓練を積んでいます。偶然はありません。落とす番号はディーラーが決めているのです。つまり勝てないゲームということです。

極論、胴元が儲かっていないとギャンブル自体が存在できません。ということは一時的に勝てたとしても参加者が負けるように設計されているわけであり、ギャンブルは「負ける」ゲームなのです。

我々は「人生」というスリリングなギャンブルを経験中です。
見えない未来に向かって何を選択し、何を行うのか、その結果が人をつくります。

「配られたカードで勝負するっきゃないのさ、それがどうゆう意味であれ」
by SNOOPY