わたしたちの全身に流れている血液は生きるために必要な栄養や酸素を送っています。
血流が悪くなると「疲れやすくなる」「貧血になる」「気持ちが不安定になる」などの弊害が出ます。
もくじ
血液を増やせば血流は改善する
血流が悪い人は、血液がドロドロして流れが悪いのではなく、「血液不足のため」に流れが悪いのです。血液を増やしてたっぷりの状態にしておけば血流も良くなって、全身に酸素や栄養が満遍なく行き渡ることで元気になります。
「たんぱく質」を取って血液を増やす
血液を増やすには「たんぱく質」を食べることです。
血液は水を除くとそのほとんどが「たんぱく質」でできています。
たんぱく質は体を作ってくれる材料で不足すると
- 血液が不足して疲れやすくなる
- 髪が乾燥してパサパサになる
- 爪が薄くなる
- 肌がカサカサになる
などの影響が出ます。
そのため血液を増やすために、肉や魚、卵、プロテインなどをしっかり摂ることが大切です。
肉を食べるときは、油が多く胃腸に負担のかかる牛でも豚でもなく、鶏肉にするのをおすすめします。鶏肉は油が少なく、鉄分とたんぱく質を一度にとれる素晴らしい食材です。
「鉄分」をとる
鉄分不足の人は精神的に脆くなりやすく、貧血にもなりやすいです。
リストカットしている人はだいたい「鉄分」と「たんぱく質」不足が原因です。
血液を作るには鉄分だけあってもダメで、『血液 = たんぱく質 + 鉄分』でなければなりません。
オススメは、「プロテイン」と「鉄分のサプリメント」を摂ることです。
食材から栄養をとるのが一番いいですが、たんぱく質の摂取量は、成人男性が1日60g、成人女性が1日50gです。これは板東英二もびっくりのゆで卵9個分に相当します。
だから気軽に摂れる「プロテイン」と「サプリメント」に頼るべきです。
血液は「胃腸」から作られる
人間の体は食べたものから作られていますが、胃腸が弱っていると「食べたものを栄養として吸収できなくなる」ため、たんぱく質や鉄分を食べたにもかかわらず血液が作られなくなってしまいます。
胃腸を元気にするために大事なのは『空腹の時間を作ること』です。
空腹の時にお腹が「グー」となります。あの時に、胃腸では強い収縮が起こっていて、胃や腸の中にある食べ物の残りカスや古い粘膜をはぎ取って掃除が行われています。この掃除をしないと胃腸は弱ってしまいます。空腹にするのは胃腸にとてもいいことで、少食の方が圧倒的に健康的です。
手っ取り早く空腹になるために、1日3食 ⇒ 1日2食にすることをオススメします。
朝食はパンより「ご飯」にする
朝は日本人の体質にあった「ご飯」と「味噌汁」がいいです。
病弱な人は、朝はパンで、昼は麺を食べている人が多い傾向にあります。
小麦には「グルテン」が入っており、それが胃腸を傷つけます。それが消化に悪影響を及ぼします。
必ず23時までに「寝る」
睡眠は血流をあげるのに重要な要素です。
夜中の1時~3時が最も血液の掃除が行われる時間で、この時間帯に全身の汚れた血液が肝臓に集まってきて、きれいな血液に浄化して再び全身に送っています。この時間帯に熟睡できないと、血液に汚れが混じって、それが全身に回ってさまざまな不調を引き起こす = あらゆる病気を引き起こす原因になります。
身体を「温める」
「冷えは万病の元」と言われている通り、体が冷えると、便秘、肩こり、不眠などの不調の原因になります。体温が1℃下がると免疫力が30%下がるといわれています。特に冷えるのが足などの下半身です。足が冷えているということはその冷えた血液が全身を回ることになるため、全身が冷えることになります。レッグウォーマーなどで足首を温めることが重要で、適度な運動をする習慣を持つと血流が良くなります。